【学校給食にコオロギ】徳島|小松島西高校に苦情・批判・炎上まとめ

徳島県小松島市内にある小松島西高校にて「コオロギ給食」が出たことで話題になりました。

そんな「学校給食にコオロギを入れるなんて…」と普通の人なら思うかもしれませんが、実際には小松島西高校の食物科の授業の一貫だったとのこと。

コオロギの学校給食においては物議を醸していて、もしこれが全国の学校にも広がったらとんでもない話だと思ってる親御さんも多いはずですよね。

そんな学校での「コオロギ給食」について、苦情や批判など、炎上している内容をまとめてみました。

批判の声が多ければ、学校側も推進しにくくなると思います。

このまとめを読んで、コオロギの学校給食に対して批判的な方は仲間がいると思ってもらえると嬉しいです。

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【学校給食にコオロギ】徳島|小松島西高校

出典元:nippon.com

 

遡ること、2022年11月28日、全国で初めて、徳島県の小松島西高校にて学校給食に「コオロギ」の粉末入りの料理が提供されました。

 

食用コオロギを養殖するグリラス(徳島県鳴門市)は学校給食事業に参入した。徳島県立小松島西高校(小松島市)が28日、同社から仕入れた乾燥コオロギの粉末を校内調理し、給食として提供した。

引用元:Yahoo!ニュース

 

ちなみにグリラスという企業は…

出典元:グリラス

 

株式会社グリラス

『コオロギの力で、生活インフラに革新を。』

私たちグリラスは、これまで培ってきた世界最先端のバイオサイエンス技術を応用し、コオロギとテクノロジーを組み合わせることで様々な社会課題にアプローチしています。

株式会社グリラスは、徳島大学の基礎研究をベースに、コオロギの可能性を社会に実装していくことを目的として2019年に創業したフードテックベンチャーです。

 

出典元:グリラス

グリラスは、徳島大学と提携しているベンチャー企業になりますね。

ちなみに、この徳島大学の助教の渡辺崇人さんが社長になっているそうです。

 

グリラスは、2020年に「無印良品」から発売された『コオロギせんべい』が話題となりましたが、その事業を担っていたそうです。

 

 

 

 

 

小松島西高校の食物科の多田加奈子教諭は…

 

「給食に昆虫メニューを取り入れることで、SDGs(持続可能な開発目標)やエシカル(倫理的)消費を深く考えるきっかけになれば」

 

として、コオロギを積極的に取り入れる旨を語っていました。

 

 

そのきっかけとなったのが、

 

コオロギパウダーを使った給食は、生徒同士が市販の乾燥食用コオロギを食べるゲームをしていたのを見て、多田教諭がその美味しさに驚き、環境を考えるきっかけにと給食導入を考えた。

 

とのこと。

考えとしては善意で取り入れたとのことですが、このことがあとから物議を醸すことになります。。

【コオロギコロッケ】徳島|小松島西高校(2022年11月28日)

2022年11月28日にはコオロギの粉末を使って「カボチャコロッケ」を作ったとのこと。

 

その写真がこちら↓

 

 

たしかに見た目はコロッケで、コオロギも粉末になっているので、実際にコオロギを食べているイメージはない感じですね。

 

小松島西高校では、調理師を目指す生徒が実際に給食の献立を考え調理しているということもあり、この給食を利用してコオロギコロッケを試食したようです。

 

ちなみに、このコオロギコロッケを食べた生徒からは…

 

  • 「コオロギと聞くと抵抗があるが、粉末で中に入っている分には気にならない」
  • 「何となくエビに似た風味がして、おいしかった」

 

など、プラスの声が聞こえる一方、

 

  • 粉末だからよくわからない
  • 昆虫を食べる気にはならない

 

との声もあったとのこと。

 

出典元:nippon.com

 

この時点では小松島西高校の食物科の多田加奈子教諭は…

 

「メニューは未定だが、年明けにもコオロギ給食の第2弾を予定している」

との考えでした。

【コオロギ大学いも】徳島|小松島西高校(2023年2月28日)

2022年11月に実施されたコオロギ給食ですが、2023年2月に第二弾として、コオロギエキスを使った『コオロギ大学いも』が提供されたとのことです。

 

 

今回も生徒たちの反応として…

 

およそ170人ほどが試食に参加したが、生徒たちの反応は「香ばしい」や「コオロギが入っているとわからなかった」など概ね好意的だったという。

 

ちなみに、今回も生徒全員というわけではなく、

 

給食というと全員に配膳したと勘違いされるのですが、実際は集団給食という授業の中で試食は行われました。本校の食物科では集団給食の授業で生徒が調理した給食を、希望する生徒や職員がチケットを購入して食べます。なので、給食というよりは学食のイメージです。

とのこと。

 

加えて、コオロギ事業に関わっているグリラスからの講演やアレルギーへの説明も行った上で試供品を作ったとのことです。

賛否両論の意見が騒がれていますが、この小松島西高校の学校給食にコオロギを導入したことで苦情や批判、炎上騒ぎになっています。。

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【学校給食にコオロギ】苦情・批判・炎上まとめ

 

徳島県小松島市内の県立小松島西高校・食物科が、コオロギパウダーを使った給食を試食で出したところ、「子供に食べさせるな」といったクレームが相次いでいる。

「クレームの電話がすごくかかってきて、上からは、しばらく動かないようにと言われました。状況的に厳しくなければ、使用を継続していこうと思っていましたが、この先は考えられない状況ですね」

引用元:Yahoo!ニュース

 

「コオロギが学校給食に…」と一言で書かれれば、コオロギの形をイメージして、それがご飯の上に乗っかってる…みたいなイメージになるので、苦情が来ても当然と言えば当然だとは思います。

 

出典元:TAKEO ONLINE STORE

 

特にお子さんを持つ、親御さんからは批判や心配の声が挙がりますよね。

そんなたくさんの苦情や批判、炎上内容を共感するところもあると思いますのでまとめてみました。

コオロギ苦情「アレルギー大丈夫なの?」

このコオロギの苦情の件に関しては、アレルギー反応が出る可能性があると言われています。

 

 

コオロギには甲殻類と同じ成分でもある「トポミオシン」という成分が入っており、エビやカニなどの甲殻類アレルギーがある人は要注意と言われています。

 

他にも内閣府が…

 

  • 統計して、好気性細菌数が高い
  • 加熱処理後も芽胞形成菌の生存が確認される
  • 昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がある
  • 貴金属類(カドミウム)が生物凝縮される問題がある

 

などと、コオロギなどの昆虫類には危険性が高いことを注意喚起しています。

 

 

実際に小松島西高校ではアレルギーに対しての説明もしたとの情報もありますし、全員が食べたわけではなく選択制だったので、そこは大丈夫だと思いますが、これを知らない他の学校の保護者が聞けば疑問に思って苦情が来ても当然ですよね。

コオロギ苦情「選択制にも問題あり?」

前述した、コオロギの学校給食の献立は選択制だったことに対し疑問の声も挙がっています。

 

 

代替品の提示がなく、在校生全員に、食うか食わないかの選択を迫ってる
食うの拒否れば一品減るじゃん

そして給食に使用された、と明記してある

給食費からかぼちゃコオロギコロッケの材料費が出てる

文盲か?

 

これはたしかにその通りだと思います。

コオロギコロッケを選択しなかった生徒は、その代わりのおかずがあったのでしょうか。

 

事実確認が取れないので真実は不明ですが、給食費の問題にももちろん発展しますよね。

税金と同じで使い道がわからなければ不信感が募りますし、もしコオロギの材料費が給食費から出ていれば、食べていない生徒は損していることになり苦情が来ても仕方ないですよね。

コオロギ苦情「安全性はどうなってる?」

この苦情の件もアレルギー同様、当然と言えば当然ですよね。

 

 

コオロギは雑食であり、死骸や小さい昆虫、共食いまでもするそう。

特に東洋医学の漢方では「妊婦は禁忌」とされているくらい、危険なものとしての認識があるようです。

また、コオロギには100度で加熱しても死なないボツリヌス菌(1歳未満の子は危険であり摂取できない)が含まれているとの情報もあります。

 

そのあたりの説明は小松島西高校側からあったのか、疑問になりますよね。

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コオロギ批判「急なコオロギ推しが利権に感じる」

これも色々な意見が言われて批判されていますね。

コオロギを推している企業を調べてみたところ、Twitterからわかりやすい画像がありました。

 

 

 

噂ではコオロギ事業に参入することでSDGsの協賛となり、補助金が出ている可能性があるとか…

そんな話を聞くと益々怪しいと思っても仕方がないですよね。

コオロギ批判「子供に食べさせるな!」

小松島西高校では食物科の教諭が取り入れたとのことでしたが、生徒たちが実際に選択できるとはいえ、それも学校側が実施してしまえば、生徒はもちろん逆らうことは出来ず…

 

結果的にこの批判の声は、「子供に食べさせ推進出来たことで、同じ事例を全国でも」ということを懸念したのだと思います。

 

先程書いた、アレルギーのことや、そもそもコオロギなどの昆虫食を給食に導入することは親としては気が気じゃありませんよね。

ちなみに、イナゴは過去には給食で出ていた例もあったそうですが、そもそもこのイナゴを捕って食べる習慣や作る人自体も少なくなっているそうなので、現在ではほとんど給食に昆虫食は出ていないと思われます。

 

 

コオロギ炎上「エシカルになる意味がわからない」

コオロギ給食が炎上してることとして、小松島西高校の食物科の多田加奈子教諭の発言で…

 

「給食に昆虫メニューを取り入れることで、SDGsやエシカル(倫理的)消費を深く考えるきっかけになれば」

 

として、そのエシカル(倫理的ということ)の意味がわからないと批判されています。

 

 

もう少し掘り下げると…

 

エシカル消費とは

「人や社会、地域、環境などに優しいモノ」を購入する消費行動やライフスタイル

 

とのことですが、少し耳障りが良い言葉に聞こえて、未来的な感じがしたのでしょうか。。

結果的にコオロギを学校給食に導入することは100歩譲って良い面もゼロではないと思いますが、この「エシカル消費」点と前述したアレルギーなどの安全性を考えると簡単に発言してはいけないことではないかと思います。

 

コオロギ炎上「校長や教諭は大丈夫か?」

コオロギを学校給食に導入したことで、小松島西高校の校長や教諭に対して風当たりが強く炎上してる状態になっています。

 

 

当然と言えば当然ですが…。

 

  • 校長も利権か?
  • 学校側はコオロギを理解しているのか?
  • 先生方は責任持てるのか?
  • 生徒の健康と安全を考えていないのか
  • このコオロギを食べるという発想が怖い
  • 先生同士や教育委員会で疑問に思わなかったのかな
  • 保護者に説明していなかった?

 

色んな噂が流れていますが、どれも

「コオロギに関して学校給食に導入されたら困るから」

といった親御さんからの苦情や批判、クレームが多かったようです。

【学校給食にコオロギ】徳島|小松島西高校に苦情・批判・炎上まとめ

いかがでしたでしょうか?

どうしても学校側やコオロギ事業者にバッシングが強くあたりますが、決して生徒は批判しないでほしいと思います(記事を書いていて言うのもなんですが…)。

 

というのも、コオロギコロッケなどに関しては、率直に「美味しい」「香ばしい」という意見があったものの、コオロギパウダーが5%しか入っておらず、実際に「それで風味とかわかるの?」といった声も出ていました。

 

さらに、小松島西高校の食物科は色んな食べ物に関することに取り組んでおり、イベントでカフェを開いたり、ジェラードを開発していたこともあったようです。

 

生徒は一生懸命だと思いますが、コオロギを学校給食に導入するという件だけは、やはり批判の声が挙がって炎上してしまったのも仕方がないことかと思います。

実際に、筆者もコオロギの給食については否定的で、もし自分の子供の学校などに導入されたら反対はすると思います。

 

逆にこの1件で、このような事例があって批判の声が挙がったことは、世間の声が届くという一例でもあったと思うので、批判の声に共感しつつ良い意味で捉えていきたいと思います。

 

まだまだ長く続きそうな「コオロギ」の件。

また新しい情報が入りましたら追記していきますね。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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