
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)にて侍ジャパンが優勝しましたね!
大谷翔平選手やヌートバー選手、ダルビッシュ選手に注目が集まる中、その足が速いことが理由で代表に選ばれたと言っても過言ではない周東佑京選手も影の立役者と言われています。
そんな周東佑京選手はなぜあんなに足が速いのでしょう?
その足が速い理由に迫ってみました。
また、周東佑京選手の50メートル走の驚愕の記録もありましたので、併せて紹介していきますね!
目次
周東佑京の足が速い理由とは
周東佑京選手は、2023年WBC準決勝にて、サヨナラのホームインを踏んでいます。
そのときの感動の動画を見てみましょう!
- 周東選手を見ていると、何か一つ飛び抜けた才能を持つことの大切さを再認識させられる
- 周東はじめからニコニコで塁に立って、一人だけ逆転勝利をすでに確信してたように見える
- 活躍の場面ここだけだったけど、このワンプレーで十分な価値があった走塁だと思う
- この場面で彼の持つ能力が最大限に発揮できたのはやはりプロフェッショナルなんだなぁと思う
- これ周東じゃなかったら、大谷がホームインして同点だったと思う
など、誰しも周東佑京選手の足の速さを絶賛しています。
そんな周東佑京選手の足が速い理由を探ってみました!
周東佑京の足が速い理由①足の回転が速い
周東佑京選手の足が速い理由には、「足の回転が速い」ということが挙げられます。
周東佑京選手は、身長が180センチあります。
通常、身長が高い選手は、その足のリーチの長さから、回転数が落ちると言われています。
しかし、周東佑京選手の場合、その回転数が落ちず、かつ足も長い。
わかりやすい例で言うと、100メートルの世界記録保持者でもあるウサイン・ボルト選手は、
- ボルト→1秒間に4.4歩(身長196センチ)
- 周東佑京→1秒間に4.5歩(身長180センチ)
と比較してみると、身長の割に大差がありません。
周東佑京選手は、その柔軟な股関節の柔らかさから、足の回転数を上げることができていると言われています。
走るために鍛えられた身体は、筋肉だけでなく柔軟性も影響していたんですね。
周東佑京の足が速い理由②動き出しが速い
周東佑京選手のベースランニングや、試合中のスタートを見ていると、1歩目の動き出しが速いのがわかります。
これは、動き始めの動作が必要最低限の筋肉だけ使い、小さく無駄なロスがないからと言われています。
この動き出しの速さも股関節の柔軟性が影響していて、重心がどちらかに偏りすぎると体重移動が遅れ、1歩目が遅れると言われています。
そこを周東佑京選手は瞬発力と股関節の柔軟性で補っていることが、足の速さの秘訣となっているようです。
周東佑京の足が速い理由③地面を踏む感覚
周東佑京選手は「地面を蹴る」というより「地面を踏む」という感覚で動いていると言われています。
その理由として、ウサイン・ボルト選手などの足が速い陸上選手は、ジャンプ力がすごいと言います。
つまり、前方へ「蹴る」力ではなく、足裏全体を使ってパワーを逃さずに「踏む」という感覚で地面に接着しているそうです。
そうすることで地面からの反発力も一段と強くなります。
周東佑京選手は陸上選手並みの地面の蹴り方(踏み方)をマスターしているようですね。
周東佑京の足が速い理由④頭が上がらない
周東佑京選手の足が速い理由として「頭が上がらない」と言われています。
これはどうゆうことかと言うと…
通常、ダッシュするときは、スタートするにつれて頭が上がりやすくなっていきます。
つまり、抵抗が増えるということ。
抵抗が増えればもちろん足の速さも遅くなります。
特に周東佑京選手は、野球でいうスライディングの際には、通常は意気込むためスピードが落ちると言われていますが、周東選手の場合は盗塁などの際にスライディングをしてもスピードがほぼ落ちていません。
この技術を習得するにはなかなか難しいと言われています。
ダッシュやスライディングが下手な選手は、スライディング前とダッシュで分かれているイメージがありますが、周東佑京選手の場合、すーっと一連の流れでスライディングまで出来ています。
頭が上がらないことで、速さのスピードを落とすことなく、かつスライディングまでスムーズに持っていける技術は周東佑京選手ならではの技術と言われています。
周東佑京の足が速い理由⑤野ウサギと競争
ここからは、少し意外な周東佑京選手の足が速い理由を紹介していきます。
周東佑京選手の出身は群馬県太田市出身で、実家が山に囲まれていて、遊びといえば、野山を駆け回ることだったそうです。
その野山を駆け回ることが「野ウサギを追いかける」ことになり、1日2時間も野ウサギと競争していたと言います。
その幼少期からの脚力が、瞬発力や、判断力までも養うことに繋がったのではないでしょうか。
周東佑京の足が速い理由⑥DNA
周東佑京選手の足が速い理由のひとつとしてDNA、つまり遺伝の関係があると言われています。
実は周東佑京選手の親戚には、陸上競技110メートルハードルの元日本記録保持者でもある岩崎利彦さんがいます。
ちなみにこの岩崎利彦さんは、1992年のバルセロナオリンピックの日本代表選手でもあります。
岩崎利彦さんは、周東佑京選手の父親と従兄弟にあたり、そのDNAは陸上選手として近いものがあるのではないでしょうか。
周東佑京の足が速い理由⑦努力家
周東佑京選手の足が速い理由として、本人が努力家だからと言われています。
その理由として、高校時代のエピソードとして…
- 毎朝2時間かけて始発と自転車を乗り継ぐ
- 7時半からの練習に1度も遅刻せず、夜は9時まで居残り練習
などの練習を積んできた賜で、さらに大学時代にはその走力に磨きをかけるため…
足の速さだけではなく、相手のバッテリーへのプレッシャーのかけ方や、リードの取り方、藻類技術やスタートのメンタルなども徹底的に研究したと言います。
それだけ、足のスペシャリストになった周東佑京選手は、現在もずば抜けて足が速いだけではなく、足が速いのがわからないくらい自然体で魅せる技術もついてきていますよね。
周東佑京の50メートル走の記録とは
周東佑京選手の足が速い理由を見てきましたが、実際に周東佑京選手の足の速さは50メートル走にするとどれくらいのタイムになるのでしょう?
結論から書きますと、周東佑京選手の公式に発表されている50メートルのタイムは…
なんと!5.7秒です!
ちなみに…
- 周東佑京→5.7秒
- 朝原宣治→5.75秒(日本記録)
- ウサイン・ボルト→5.47秒(世界記録)
です。
これだけ見ても本職が陸上選手ではないのに足が速すぎるというのがわかると思います。
ちなみに、周東佑京選手がバッターボックスから1塁に到達するまでは3.5秒と言われていますが、あのイチロー選手でさえ、全盛期は3.25秒と言われています。
この足の速さの実力がどれだけかは数字が証明していますね!
周東佑京の足が速い理由!50メートル走の記録まとめ
いかがでしたでしょうか?
野球では足が速いというのはとても素晴らしい武器になりますよね。
これまでもプロ野球選手でも足が速い選手はいましたが、周東佑京選手ほどのプレーヤーはそうそういなかったのではないでしょうか。
周東佑京選手の足が速い理由として、その技術的な面から、メンタル、努力家などの背景があり、選手としても素晴らしい人柄がわかりました。
周東佑京選手の50メートル走のタイムも驚愕でしたが、それを感じさせないくらいプレー中のランニングには溶け込んでいますよね。
WBCの熱が冷めやらぬ状態ですが、また周東佑京選手のシーズン中の活躍にも注目していきたいと思います。
周東佑京選手の盗塁シーンが益々楽しみになりましたね!
また新しい情報が入りましたら追記していきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!